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時間割コード
0502025
区分
専門科目(社会システム情報学科)
関連専門科目(自然情報学科) 単位数
選択2単位
開講形態
講義
対象学年
2年
学期 曜日 時間 集中講義の有無
秋期
火曜3限目
講義室
環境総合館 講義室2
開講系
社会・社会地域環境
担当教員 所属
高橋 誠
所属
社会・社会地域環境
メールアドレス
s-yokoyama@nagoya-u.jp
オフィスアワー授業概要
本授業は,地理空間のなりたちを理解するためのイントロダクションであり,その課題に人文地理学の方法からアプローチする。
◆講義目的
地理学の空間的視点や考え方を理解し,論理的な思考を醸成することができる。また,様々な地域の問題を考えるために基本的知識を身につけることができる。
人文地理学で扱う人間生活と自然との関係,および社会・経済活動の空間的特徴を理解することを目的とします。 本授業では,暗記中心の高校までの社会科の「地理」から,実際に調査して考える大学の「地理学」との違いを把握し,地表面に織りなされる様々な人間活動を空間的視点から読み解く能力を習得することを目的とします。 ◆授業内容
本授業は,「地理学」を理解するためのイントロダクションです。授業では地理学の基礎的な理論を概説することに加え,実際の調査研究事例を紹介します。具体的には,地域とはどのように分類されるのか,ヒトは空間をいかに認知するのか,そしてどのように行動するのかといった基本的な空間と行動の概念から始まり,実際に人間が造り上げた都市の特徴や産業の立地について学びます。授業は以下の内容を扱います。
1。地理学の成立 2。空間と地域(地理学における空間の概念,等質地域と機能地域) 3。認知地域(都市のイメージ,認知空間,認知距離,都市空間の学習) 4。メンタルマップ(居住地選好) 5。メンタルマップの応用 6。生活の時空間(都市のデイリーリズム,パスと制約,時間規律と空間規律) 7。人口(人口と都市,人口動態) 8。都市の概念(都市の機能,都市域の確定,人口集中地区) 9。都市化のメカニズムと都市計画(都市化,アーバンスプロールと都市計画法) 10。都市の発展と衰退(反都市化,社会地区,都市の再生,都市化の発展段階論) 11。都市の内部構造(都市の内部構造,フォーディズムと都市,日本の都市内部構造) 12。工業の立地(ウェーバーの工業立地論,収益性の空間的限界 13。グローバルな生産体制(プロダクトサイクル理論,コモディティチェーン) 14。商業の地理学(商業・サービス業の成立条件,チェーンストアの物流システム) 15。授業のまとめと評価 ◆教科書・参考文献・履修条件等
テキストは指定しない。プリントを配布する。
◆授業期間中の課題・宿題等
事前学修としては,事前に配布するプリントには,多くの図表と参考文献が記されているので,事前にそれらの図表を読み取る努力をしてください。事後学修としては,板書したノート,プリントに書き込んだメモなどに目を通し,不明点を参考文献などで調べてください。もし,理解できなかった点,もしくは気になった点などあれば,NUCTに質問してください。
成績評価方法・基準
期末試験(70点)およびNUCTでの復習テストとコメント入力(30点)により総合的に評価します。
60点以上を合格とします。 本科目は履修取り下げ制度を利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 Course TitleClass Timetable Code
0502025
Course Category
Specialized Courses (Department of Social and Human Science Informatics)
Related Specialized Courses (Department of Natural Science Informatics) Credits
Elective2
Class FormatGrade
2
Semester, Day and Period
Autumn semester
Tuesday3
Instructor(s)AffiliationMailaddress
s-yokoyama@nagoya-u.jp
Course TopicsCourse PurposeCourse ContentsTextbooks, Reference Materials and RequirementsAssignmentGrading Criteria |
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